大谷、山本、佐々木が主催したディナーショーはドジャースの選手たちを大いに喜ばせた。(C)Getty Images 今春に東京で行われたドジャースとカブスによるメジャーリーグの開幕シリーズは、日本中が熱視線を向ける一大イベントとなった。 両軍…

大谷、山本、佐々木が主催したディナーショーはドジャースの選手たちを大いに喜ばせた。(C)Getty Images

 今春に東京で行われたドジャースとカブスによるメジャーリーグの開幕シリーズは、日本中が熱視線を向ける一大イベントとなった。

 両軍ともに初めて来日するという選手も少なくなかった。その中で「銀河系軍団」とも評されるドジャースナインを何よりも感激させたのは、所属する3人の日本人選手たちが用意した食事会だった。

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 去る3月16日に大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希が、同僚たちをもてなすべく都内で食事会を実施。会場には一流の寿司職人と有名焼き鳥店の料理人が特別に集結したのだが、何よりもスターたちの度肝を抜いたのは、約180キロのマグロの解体ショーだった。1キロ当たり7000円が相場とされている高級マグロを職人が矢継ぎ早に捌き、あらゆる部位を提供。“おもてなし”を受けた選手たちの表情は一応にほころんだという。

 実際、ドジャースの選手たちは帰国前に、この東京での一夜を嬉々として振り返っている。地元放送局『Sports Net LA』のインタビューに答えたタイラー・グラスノーは「主催してくれた彼らが素晴らしい準備をしたんだ」と強調。「とくに絶品だったのは、マグロだね。目の前で捌かれて、その場で提供されるんだ。大トロ、中トロ、赤身といろいろな部位を食べたけど、今まで一番美味しいマグロだった。本当に最高の会だった」と回想した。

 さらに「日本は選手たちを本当に愛してくれているように感じられた」と来日期間を振り返ったのは、マックス・マンシーだ。彼も舌鼓を打った日本食に感激した一方で、その食事会の意味を熱弁している。

「本当に凄かった。マグロはめちゃくちゃデカくて、日本で最高の職人が見事な包丁捌きで調理をしてくれた。5分ぐらいで解体しちゃうんだから凄いよ。そして何よりもチーム全員で素晴らしい時間を過ごせたのは大きかった。ああいう食事の時間は結束を固めていくうえでチームにとって大事なんだ。少なくとも俺は好き。いい雰囲気で、いい流れを作れたと思う」

 同じ釜の飯を食う――。大谷たちが催したディナーによってケミストリーを深めたドジャースナインは、ここからワールドシリーズ連覇に向けて一致団結していく。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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