「選抜高校野球・1回戦、智弁和歌山6-0千葉黎明」(21日、甲子園球場) 智弁和歌山が快勝し、優勝した21年夏以来となる甲子園勝利を飾った。出場3年連続で初戦敗退していたが、連敗を止めた。 先発の渡辺颯人投手が安定した投球を披露。二回に連…

 「選抜高校野球・1回戦、智弁和歌山6-0千葉黎明」(21日、甲子園球場)

 智弁和歌山が快勝し、優勝した21年夏以来となる甲子園勝利を飾った。出場3年連続で初戦敗退していたが、連敗を止めた。

 先発の渡辺颯人投手が安定した投球を披露。二回に連打でピンチを招いたが、三回から七回まで4イニング連続で三者凡退に抑えるなど、初出場の相手打線に勢いを与えなかった。テンポよくアウトを重ね、90球で4安打完封勝利を飾った。

 初回、先頭藤田のバント安打をきっかけにチャンスを作り、荒井の2点打で先制。さらに山田の適時打で1点を追加した。3点リードの六回には黒川の適時打で待望の追加点。七回、九回にも加点した。

 完封の渡辺は「アドレナリンが出て6、7割くらいで投げていました。バランスを重視して投げました。いけるところまで力感なくというのは去年夏負けてからやってきた」と、充実の表情だった。