◆大相撲春場所13日目(21日、エディオンアリーナ大阪) 西序ノ口7枚目・千代天富(九重)が、東序二段98枚目・朝桜井(高砂)を突き倒して7戦全勝。序ノ口優勝を決めた。 立ち合いから力の違いを見せつけた。「一番、一番、膝を気にしながらでした…

◆大相撲春場所13日目(21日、エディオンアリーナ大阪)

 西序ノ口7枚目・千代天富(九重)が、東序二段98枚目・朝桜井(高砂)を突き倒して7戦全勝。序ノ口優勝を決めた。

 立ち合いから力の違いを見せつけた。「一番、一番、膝を気にしながらでしたけど。決定戦はやりたくなかったので良かったです」。昨年7月に稽古場で右膝の大けがを負った。翌8月に前十字靱帯(じんたい)の再建手術を受け、今場所から復帰した。番付も三段目から序ノ口まで落ちたが、「部屋のみんながいてくれたので、心が折れることはなかったです」と振り返った。

 今後の目標を聞かれると「三段目の上位の時にケガをしてしまったので、できれば幕下に上がりたいです」と笑顔で話していた。

 ◆千代天富 創磨(ちよてんふう・そうま) 本名・門倉創磨。2000年3月17日、東京都港区出身、25歳。九重部屋。初土俵は15年夏。171センチ、120キロ。得意は押し。