◆大相撲 ▽春場所13日目(21日、エディオンアリーナ大阪) 西序ノ口11枚目・錦丸(朝日山)が、同19枚目・肥後光(木瀬)を引き落として、初白星を挙げた。 先月5日の健康診断の採血で血管が見つからず約45分を要した錦丸。健康診断では体重が…
◆大相撲 ▽春場所13日目(21日、エディオンアリーナ大阪)
西序ノ口11枚目・錦丸(朝日山)が、同19枚目・肥後光(木瀬)を引き落として、初白星を挙げた。
先月5日の健康診断の採血で血管が見つからず約45分を要した錦丸。健康診断では体重が自己最多の220キロを更新していた。昨年末から入退院を繰り返し、健康診断後には「足の蜂窩(ほうか)織炎」で入院。その影響で今場所も初日から休場していたが、七番相撲で復帰を果たした。
太りすぎを師匠の朝日山親方(元関脇・琴錦)からも指摘されており、「はじめは200キロの体重さえあれば勝てると思っていた。でも200キロ以上になるとすぐに風邪もひくようになって、ケガもしやすくなった。階段の上り下りだけでもつらい。健康のためにも体重を落とさないといけないとわかった。入門時が170キロだったので、まずは170キロを目指したい」と減量を宣言した。
減量のために「車やタクシーでの移動はしないようにして、なるべく歩きや自転車を使うようにしている。間食もしないようにしていて、食べる時はしっかり食べてメリハリをつけている」と現在の取り組みを明かした。
「汗もかきやすくて、体重が落ちやすい、今年の夏が勝負だと思っている」と夏場の大幅減量も見据える。また相撲では「まずは序二段の元の番付に戻って、来場所は勝ち越して、自己最高位を更新したい」と力強く語った。