<大相撲三月場所>◇十二日目◇20日◇大阪・エディオンアリーナ【映像】土俵際で飛び出した逆転の「レア技」 三段目の取組で、土俵際で大逆転の“珍手”が炸裂する一番があった。予想外の逆転技に敗れた力士が対応できず体がピンと伸びるように倒れ込むと…
<大相撲三月場所>◇十二日目◇20日◇大阪・エディオンアリーナ
三段目の取組で、土俵際で大逆転の“珍手”が炸裂する一番があった。予想外の逆転技に敗れた力士が対応できず体がピンと伸びるように倒れ込むと館内はざわめいた。
三段目十一枚目・小力(田子ノ浦)と三段目十七枚目・北乃庄(放駒)の一番。立ち合い鋭く当たったのは北乃庄。果敢に前に出る北乃庄に押され、小力は追い詰められピンチを迎えた。だが土俵際、小力が左から突き落とすような形で北乃庄をねじ伏せた。まさかの逆転劇に客席からざわめきが沸き起こった。
決まり手は当初“突き落とし”とアナウンスされたが、その後の取組を挟んで“首捻り”に訂正。日本相撲協会の公式サイトによれば首捻りは発生割合0.04パーセント、決まり手ランキング47位の珍しい捻り手だ。同サイトでは「片手で相手の首を巻き、一方で相手の差し手をつかみ、左右のどちらかへ相手をひねり倒して勝つ」技で、「劣勢に回った時の逆転技」と説明されている。まさに起死回生の逆転勝利を遂げた小力は3勝目。敗れた北乃庄は4敗目を喫した。
土俵際で大逆転を決めた珍しい決まり手に、ABEMAの視聴者も「首ひねり!」「くびひねり!?」「痛そう」「名前が怖い」と騒然となっていた。(ABEMA/大相撲チャンネル)