<大相撲三月場所>◇十二日目◇20日◇大阪・エディオンアリーナ【映像】“あわや”の場面で見せた咄嗟の行動 序二段の取組で、倒れた力士の足が危険な方向に曲がりそうになるヒヤリとする場面があった。異変に気付いた対戦相手の力士は「あ、危ない!」と…

<大相撲三月場所>◇十二日目◇20日◇大阪・エディオンアリーナ

【映像】“あわや”の場面で見せた咄嗟の行動

 序二段の取組で、倒れた力士の足が危険な方向に曲がりそうになるヒヤリとする場面があった。異変に気付いた対戦相手の力士は「あ、危ない!」と咄嗟に珍しく声をあげて駆け寄る気づかい、さらに花道を下がる際には深々とお辞儀も見せ、「やさしい」「所作も素敵」「応援したくなる」など称賛の声が相次いだ。

 序二段九十六枚目・荒剛丸(式秀)と序二段百枚目・曽我(秀ノ海)の一番。立ち合い勢いよく前に出た荒剛丸は、そのまま足を止めずに攻め続け、引いた曽我を押し倒して勝利した。曽我は崩れるように倒れた際、足が危うい方向に曲がってしまいそうになる事態に。これを見た荒剛丸は咄嗟に駆け寄って「あ、危ない!」と声をかけ、起き上がるのを助けていた。荒剛丸は今場所勝ち越しとなる4勝目。敗れた曽我は3敗目を喫した。

 その後、勝名乗りを受けた荒剛丸は土俵を降りると、深々と一礼をしてから花道を下がっていった。荒剛丸の礼を重んじる態度と相手を気づかう様子がうかがえる一幕に、ファンからは「やさしい」「所作も素敵」「応援したくなる」など称賛の声も寄せられた。(ABEMA/大相撲チャンネル)