「オープン戦、オリオールズーヤンキース」(20日、サラソタ) オリオールズの菅野智之投手がオープン戦5度目の先発で初失点&初被弾を記録した。五回途中6安打5失点、与四球2、奪三振4。前回登板まで4試合連続無失点だった右腕の防御率は3・00…

 「オープン戦、オリオールズーヤンキース」(20日、サラソタ)

 オリオールズの菅野智之投手がオープン戦5度目の先発で初失点&初被弾を記録した。五回途中6安打5失点、与四球2、奪三振4。前回登板まで4試合連続無失点だった右腕の防御率は3・00となった。

 降雨により開始が50分遅れた試合。35歳のオールドルーキーが昨季MVPのジャッジ擁する強力打線に苦しめられた。防御率0・00で臨んだ初回のマウンドは1死からジャッジにストレートの四球を与える。3番ベリンジャーを空振り三振に斬ったが、ドミンゲスに中前打を許して2死一、二塁。チザムには初球、内角高めの球を右越え二塁打にされて2点を失った。オープン戦初失点だった。

 二回は先頭カブレラに右前打を浴びたが、後続をピシャリ。ところが、三回に先頭ジャッジを外角中心の配球で再び4球連続ボールで歩かせる。ベリンジャーには高めの直球を痛打されて一、三塁。1死から迎えたチザムにはカウント1-1から投じた内角高め直球を右越え3ランにされ、5失点目を記録した。

 四回は下位打線を5球で打ち取り、この試合初の三者凡退。五回は3度目の対決となった先頭ジャッジをフルカウントからスライダーで空振り三振。すでに球数は80を超えており、ベリンジャーを中飛に打ち取ったところで降板を告げられた。

 菅野は昨オフに巨人から海外FA権を行使してオリオールズと単年1300万ドル(約20億円)で合意。先発の柱として期待されている。