シーズンで自らがプレーするグラウンドは夢舞台と化し、そこには師匠が立っていた。広島・末包昇大外野手(28)が20日、東京ドームで行われた18日の米大リーグ開幕戦を観戦し、3年連続で自主トレをともにしているカブス・鈴木誠也のプレーを見て刺激…

 シーズンで自らがプレーするグラウンドは夢舞台と化し、そこには師匠が立っていた。広島・末包昇大外野手(28)が20日、東京ドームで行われた18日の米大リーグ開幕戦を観戦し、3年連続で自主トレをともにしているカブス・鈴木誠也のプレーを見て刺激を受けたことを明かした。

 「誠也さんの打席の時だけすごい鳥肌立って。やっぱりすごい人に教えてもらっているなと」

 18日にベルーナドームで行われた西武とのオープン戦に出場後、東京ドームに駆けつけた。鈴木は4打数無安打だったものの、世界のトップ・オブ・トップで戦う師匠の姿に心動かされ、「自分も頑張りたいなと思った」と思いを新たにした。

 自らは「目標」と語る開幕スタメンへアピール必至の立場。残すオープン戦は3試合となり、「他より大きなインパクトを与えないと厳しいかな」と現状を見つめる。「ホームランとか固め打ち、そういういい内容が出せれば」と力を込めた。

 オープン戦の打率は・281でまずまずの数字だが、ここまで本塁打はない。「正直、3月の頭で出した結果とかは、言ってしまえばみんな覚えていない。最後の最後で出したインパクトが大事になってくる。いいインパクトを与えられるようにしたい」。新人年の2022年以来となる開幕スタメンの座を一発締めでつかみ取る。