J2北海道コンサドーレ札幌DF中村桐耶(24)が、魂のブロックを継続し、チームを今季初の連勝へと導く。札幌は20日、アウェー・愛媛戦(23日)に向けて、宮の沢で紅白戦を行った。 今季5戦目で初白星を挙げた前節15日の秋田戦で、中村は3―0…
J2北海道コンサドーレ札幌DF中村桐耶(24)が、魂のブロックを継続し、チームを今季初の連勝へと導く。札幌は20日、アウェー・愛媛戦(23日)に向けて、宮の沢で紅白戦を行った。
今季5戦目で初白星を挙げた前節15日の秋田戦で、中村は3―0から1点を返された後、劣勢が続いた後半21分、ゴール前で相手シュートを胸で止めて失点を阻止。3―1の勝利を呼び込んだ。「いたら当たっちゃったので」と謙そんしながらも、「はね返せるところをしっかりはね返したことで、後ろは安定させられたかな」と結果につながったことを喜んだ。
岩政大樹監督(43)の教えを遂行した。キャンプ中、「最後にゴールを割らせなければいい」と言われてきた。開幕4連敗中は「サイドのカバーにも行かなきゃというところがあったが、多少サイドの角を取られても直接のピンチにはならないと。つられずに中にい続けることを、秋田戦では徹底してやれた」。教えを実践して手にした勝ち点3に「まだ1勝だがこれが浮上のきっかけになれば」と体を張り続けていく。
今季、副主将に就任した。この日も大声で仲間に指示し、士気を高めた。「もっともっと要求したり鼓舞する声だったりは、立場的にも引き続き出していきたい」。中核の自覚を中村が言動で示し、反撃態勢を築いていく。
(砂田 秀人)