◆26年北中米W杯アジア最終予選▽第7戦 日本2―0バーレーン(20日・埼玉スタジアム) タレント豊富なアタッカーを支える守備陣が、この日も堅守を貫いた。MF遠藤を中心とした組織的な守備で試合を優位に運び、終盤に波状攻撃を受けた場面ではDF…

◆26年北中米W杯アジア最終予選▽第7戦 日本2―0バーレーン(20日・埼玉スタジアム)

 タレント豊富なアタッカーを支える守備陣が、この日も堅守を貫いた。MF遠藤を中心とした組織的な守備で試合を優位に運び、終盤に波状攻撃を受けた場面ではDF板倉、伊藤が相手のシュートをブロック。遠藤は「しっかりゼロで抑えようとコミュニケーションをとっていた」と誇った。

 最終予選は全試合でウィングバック(WB)に三笘、堂安らアタッカーを配置する超攻撃的布陣を採用。長年、日本の“泣きどころ”だったセンターバックに、高さや速さで海外選手と渡り合える選手層がそろったと森保監督が判断し、実現した布陣だ。遠藤が務める守備的MFやセンターバックへの負担は大きくなったが、7試合で歴代最少の2失点と堅守を誇った。

 この日も2次予選からチームを支えてきたDF谷口彰悟(33)とDF町田浩樹(27)、長期離脱中のDF冨安健洋(26)をけがで欠きながら復帰戦のDF伊藤、本来は当落線上の立場にあるDF瀬古に板倉を加えた3枚が仕事を果たし、攻撃陣の躍動を支えた。DF吉田麻也(36)から主将の座を引き継ぎ、W杯出場の連続記録をつないだ遠藤は「ここがゴールじゃない。ここがスタートだと思っている」と気を引き締めた。(岡島 智哉)