「大相撲春場所・12日目」(20日、エディオンアリーナ大阪) 大関大の里が尊富士との2敗対決を制した。関脇王鵬を押し出した高安とトップを並走、尊富士、玉鷲、安青錦が3敗で追う展開に、デイリースポーツ評論家の元横綱武蔵丸の武蔵川親方は「優勝…
「大相撲春場所・12日目」(20日、エディオンアリーナ大阪)
大関大の里が尊富士との2敗対決を制した。関脇王鵬を押し出した高安とトップを並走、尊富士、玉鷲、安青錦が3敗で追う展開に、デイリースポーツ評論家の元横綱武蔵丸の武蔵川親方は「優勝争いはまだまだ全然分からない」と分析した。
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2敗同士の大の里-尊富士戦は立ち合いはお互いに悪くなかったけど、大の里が我慢できなくなって、すぐに引いてしまった。もうこれは完全に体が覚えてしまっているんだな。本人は引いたら駄目だと頭の中では分かっていると思うよ。でも自然に体が先に動いてしまっているんだ。物言いがついてもいいくらい際どい勝負になったけど、何とか白星だけは拾うことができた。でも、この相撲内容だと最後まで安心はできないな。大きな体をしているんだから、とにかく引く相撲だけはやってほしくないね。
尊富士は負けたとはいえ、前に出ていたし内容は決して悪くない。高安も11日目の負けを引きずらず、落ち着いていい相撲をとった。とはいえ、あと3日もあるからね。優勝争いは、まだまだ全然分からないと思うよ。