◆26年北中米W杯アジア最終予選▽第7戦 日本2―0バーレーン(20日、埼玉スタジアム) 森保ジャパンは、3試合を残しての突破を決めた。開催国の米国、メキシコ、カナダを除く出場45チームのうち、予選に参加する国と地域では最速での出場権獲得と…
◆26年北中米W杯アジア最終予選▽第7戦 日本2―0バーレーン(20日、埼玉スタジアム)
森保ジャパンは、3試合を残しての突破を決めた。開催国の米国、メキシコ、カナダを除く出場45チームのうち、予選に参加する国と地域では最速での出場権獲得となった。
これには、各大陸の予選スケジュールが異なることが大きく影響している。アジア予選は最終予選→プレーオフ→大陸間プレーオフと、出場国決定にいくつかの段階を設けていることもあり、佳境に突入しているが、欧州予選はこの3月シリーズから開幕。南米も最終予選18試合中、12試合が終了した段階だ。
しかしながら、南米では現在1位のアルゼンチンが3月25日に突破決定の可能性があるほか、アジアでもイランや韓国、ウズベキスタンなどが、この3月シリーズで2連勝すれば、アルゼンチン同様に25日に突破を決める可能性を残している。また、オセアニア代表は24日に決定することもあり、日本が「世界最速突破」を決めるには、今回のバーレーン戦が“ラストチャンス”だった。
森保ジャパンは2次予選を全勝、最終予選でも第6戦までに5勝1分けで勝ち点16を積み上げ、王手をかけた状態で3月シリーズを迎えた。予選のスケジュールの都合で“有利”な状況ではあったものの、アジアで敵なしの状況を作り上げたからこその“世界最速突破”となった。(岡島 智哉)
◆各大陸予選の現況(カッコ内は出場枠)
▽北中米(3+3) 開催国の米国、メキシコ、カナダは確定。残る3枠を争う最終予選は25年9月開幕。
▽南米(6) 前回の国際Aマッチデーまでに最終予選18試合中12試合が終了。現在1位のアルゼンチンが3月25日に決定の可能性あり。
▽アジア(8) 韓国、イラン、ウズベキスタン、イラクが2連勝で突破の可能性あり。
▽アフリカ(9) 最終予選10試合中4試合が終了。
▽オセアニア(1) 3月24日(決勝)に決定。ニュージーランドが有力。
▽欧州(16) 25年3月に最終予選開幕。
※大陸間プレーオフ(2) 欧州を除く各大陸の次点チーム5か国に、北中米の追加チームを加えた6か国で2枠を争う。