◆競泳 ◇日本選手権兼世界選手権代表選考会第1日(20日・東京アクアティクスセンター) 男子400メートル自由形は、大阪・四條畷学園高2年の今福和志(枚方SS)が3分47秒77で制し、今夏の世界選手権(シンガポール)代表に内定した。ただ今福…

◆競泳 ◇日本選手権兼世界選手権代表選考会第1日(20日・東京アクアティクスセンター)

 男子400メートル自由形は、大阪・四條畷学園高2年の今福和志(枚方SS)が3分47秒77で制し、今夏の世界選手権(シンガポール)代表に内定した。ただ今福自身も「自分でも取れると思っていなかったので。800メートル、1500メートル(自由形)の方に練習はシフトして頑張ってきていたので、400メートルではベストだけ狙って泳いでいたつもりが…。びっくりしました」と目を丸くした。

 オープンウォーター(OWS)との“二刀流”で鍛錬を積む選手でもある。練習に関しては「海(OWS)のときは海100%、競泳のときは競泳100%という感じで、1年間で言うと競泳の方が多分6、7(割)で多くて、あとは残りはオープンウォーターです」と明かし、「自分でもわからないのですが、海の試合の後は必ず400メートルがなぜか速くなる」と思わぬ効果があるという。

 それでも「(OWSは)とにかく人との勝負でタイムは気にしなくていいので。駆け引きがあるので、今回の400メートルだったら『あ、誰か出てるな。じゃあちょっと後ろについて、あと150メートルぐらいで差そうかなとか、そういう考えがものすごくなんか育つというか」と利点を明かした。自らも驚く400メートル自由形での代表入りだが「(今回のレースも)本当に偶然というのはないと思っていて、絶対にこれは取れるレースだったのかなとは思うので、取ったからには全力で頑張りたいです」と気合を入れた。