◆カーリング女子世界選手権(20日、韓国・議政府) 来年のミラノ・コルティナ五輪の出場枠がかかる大会の1次リーグ(L)が行われ、日本代表のフォルティウスは、昨年の覇者カナダに2―11で敗れて、3勝7敗となった。ここまでスイス、カナダ、韓国、…

◆カーリング女子世界選手権(20日、韓国・議政府)

 来年のミラノ・コルティナ五輪の出場枠がかかる大会の1次リーグ(L)が行われ、日本代表のフォルティウスは、昨年の覇者カナダに2―11で敗れて、3勝7敗となった。ここまでスイス、カナダ、韓国、スウェーデンなど6勝以上している国が6か国あり、日本が残り2戦を全勝してもその6か国には届かないことから、1次リーグ突破(上位6位)が消滅した。

 五輪枠獲りへの絶対条件である1次リーグ突破の目安は7勝5敗。午前のトルコ戦で敗退し、デッドラインの6敗目。ほぼ絶望で迎えたカナダ戦だったが、第2エンド(E)で2点を先取されると、第5Eで3点、第8Eでは大量5点を奪われるビッグエンドをつくられ、力尽きた。

 五輪出場枠は開催国枠ですでに決まっているイタリアを除く9枠。今大会で、今年と24年の世界選手権の合計ポイントで7枠が決まるが、日本は24年大会は11位で3ポイント。今大会で五輪枠を獲得するには、4位以上が求められていたが、1次Lでの敗戦が決まり、今大会での枠取りを逃した。日本は残りの2枠を争う12月の五輪最終予選(カナダ)でラストチャンスにかける。

 日本の五輪代表は、9月の五輪代表候補決定戦(北海道・稚内)でフォルティウス、SC軽井沢ク、ロコ・ソラーレの三つ巴で争われ、勝利チームが代表になる。