◆大相撲 ▽春場所12日目(20日、エディオンアリーナ大阪) 東前頭4枚目の高安(田子ノ浦)は関脇・王鵬(大嶽)を押し出し、2敗でトップタイを守った。 35歳は立ち合いで左四つで受け止め、力強く前に出る。土俵際で粘って左に逃げる相手を落ち着…
◆大相撲 ▽春場所12日目(20日、エディオンアリーナ大阪)
東前頭4枚目の高安(田子ノ浦)は関脇・王鵬(大嶽)を押し出し、2敗でトップタイを守った。
35歳は立ち合いで左四つで受け止め、力強く前に出る。土俵際で粘って左に逃げる相手を落ち着いて追い込み「深追いせず、崩しながら最後出すことができた」。11日目の霧島戦の手痛い黒星を引きずらず、「昨日とは打って変わって前に出られた。立ち合いを修正して勝つことができて良かった」と納得の表情を浮かべた。
白星を2桁に乗せ、大関・大の里と並ぶ首位で残り3日間に挑む。13日目は若元春戦が組まれた。悲願の初優勝へ「前向きな相撲を取りたい。自分の相撲にしっかり集中して、明日も取り切りたい」と静かに闘志を燃やした。