◆大相撲 ▽春場所12日目(20日、エディオンアリーナ大阪) 西前頭6枚目・尊富士(伊勢ケ浜)が、大関・大の里(二所ノ関)との2敗対決に敗れて、3敗に後退した。 立ち合いから大関を押し込んだが、土俵際のはたき込みに屈した。支度部屋では床山や…

◆大相撲 ▽春場所12日目(20日、エディオンアリーナ大阪)

 西前頭6枚目・尊富士(伊勢ケ浜)が、大関・大の里(二所ノ関)との2敗対決に敗れて、3敗に後退した。

 立ち合いから大関を押し込んだが、土俵際のはたき込みに屈した。支度部屋では床山や付け人から『あれは仕方ない』と励まされ、「攻められたことは良かった。負けは負けなので。あと一歩が出なかった」と振り返った。

 残り3日、1差でトップを追いかける。「また毎日、一番一番集中していきたい」と気持ちを切り替えた。

 幕内後半戦の九重審判長(元大関・千代大海)は「尊富士の気迫がすごかった。見たことのない気迫だった。頭が低かった分、尊富士が前に走ったが、引きに足がついていけなかった。相撲に勝って、勝負に負けた」と語った。