◇国内女子◇Vポイント×SMBC レディスゴルフトーナメント 事前(20日)◇紫CC すみれC(千葉)◇6668yd(パー72)「ムズい。もう一言で難しすぎるので、どうしましょう…ですね」。2022年「日本女子オープン」の会場にもなった難…

野球観戦でリフレッシュした渋野日向子

◇国内女子◇Vポイント×SMBC レディスゴルフトーナメント 事前(20日)◇紫CC すみれC(千葉)◇6668yd(パー72)

「ムズい。もう一言で難しすぎるので、どうしましょう…ですね」。2022年「日本女子オープン」の会場にもなった難関コースに苦笑を漏らしたが、渋野日向子はどこか楽しそうだ。日本ツアーに出場するのは昨年8月「北海道meijiカップ」以来。「“お帰り”って言ってくださる方もいた。同級生も多いので、久々に会えてうれしかったです」と笑顔で話した。

3週前の米ツアー「HSBC女子世界選手権」(シンガポール)を45位で終えて帰国。試合に出なかった2週間は「刺激をもらえる場面がすごく多かった」と心身ともに充実のオフになった。「家に帰って、食べて、寝て」とトレーニングと練習の合間にリフレッシュしながら、2週前の「ブルーベイLPGA」(中国)で竹田麗央のルーキーVもチェック。「トップで迎えた最終日に無双状態、すごすぎる。飛ぶだけでなく、総合力が高いと思うのでぜひマネしたいです」と後続に6打差をつける圧勝に刺激を受けた。

冷静にコースをチェック

前日19日には東京ドームでMLBの開幕シリーズ第2戦、カブス対ドジャース戦を観戦した。「推し」の今永昇太選手が所属するカブスは6対3で負けてしまったが、「大谷(翔平)選手のホームランも見られましたし。佐々木朗希選手も初めて見させていただいて、脚がなげーっ」と楽しんだ。野球観戦は昨年5月頃、米国で観たカブス対メッツ戦以来。「この2、3週間は野球観戦もしましたし、竹田麗央の優勝も見れましたし。刺激をもらえる場面がすごく多かったので、良いオフの週になった」とエネルギーをチャージしてホステス参戦する。

「ことしはクラブも替えましたし、心機一転で張り切っておりますけれども。ゴルフ自体はまだまだ内容的には、言葉にするほどでもないかな」。今季はここまで3試合を終えて最上位がHSBCの45位と、上位争いに絡めていない。「難しいコースなので、しっかり地に足をつけて」と気を引き締め、まずは今週の目標に予選通過をあげた。「とはいえ“フガフガ”言ってもダメなコースなので、冷静にやりながらも、良いところを見せられたら」。まずは3日間完走を目指す。(千葉県野田市/谷口愛純)