◆大相撲春場所12日目(20日・エディオンアリーナ大阪) 2敗同士の大関・大の里(二所ノ関)と、西前頭6枚目・尊富士(伊勢ケ浜)の一番は、大の里がはたき込み、首位を守った。一気に押し込まれ、まともに引いたが土俵際ぎりぎり残った。10日目の東…
◆大相撲春場所12日目(20日・エディオンアリーナ大阪)
2敗同士の大関・大の里(二所ノ関)と、西前頭6枚目・尊富士(伊勢ケ浜)の一番は、大の里がはたき込み、首位を守った。一気に押し込まれ、まともに引いたが土俵際ぎりぎり残った。10日目の東前頭4枚目・高安(田子ノ浦)戦での黒星を反省し、前日は東前頭5枚目・宇良(木瀬)を厳しい攻めで圧倒し、「相手の形にさせることなく、自分のペースでやることができた」と大きくうなずいていたが、この日はヒヤリとした勝利だった。
昨年秋場所に優勝し、大関に昇進したが、昨年九州は9勝、今年初場所は10勝と、優勝争いに絡めなかった。だが、今場所はV争いをリードしている。「目の前の相手に集中する」と話し、3場所ぶりの賜杯に一歩前進した。