ボクシングの米老舗専門誌「ザ・リング」は19日(日本時間20日)、全階級を通じた最強ランキングであるパウンドフォーパウンド(PFP)の最新版を更新し、WBA&WBC世界フライ級統一王者に輝いた寺地拳四朗(33)=BMB=が初めて10位に入…
ボクシングの米老舗専門誌「ザ・リング」は19日(日本時間20日)、全階級を通じた最強ランキングであるパウンドフォーパウンド(PFP)の最新版を更新し、WBA&WBC世界フライ級統一王者に輝いた寺地拳四朗(33)=BMB=が初めて10位に入った。2位に4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(31)=大橋=がつけ、8位にWBC世界バンタム級王者の中谷潤人(27)=M・T=が入り、トップ10に日本人ボクサー3人が名を連ねる快挙となった。
寺地は今月13日、日本人王者同士では史上3例目となる王座統一戦(両国国技館)に臨み、WBA王者だったユーリ阿久井政悟(29)=倉敷守安=と対戦。11回まではリードを許す苦しい展開を強いられたものの、最終12回の猛ラッシュでTKO勝ちした。劇的な逆転劇で、井上尚弥以来、史上2人目となる複数階級での王座統一を達成した。
今後はスーパーフライ級に上げることも視野に入れており、WBC王者ジェシー・ロドリゲス(米国)や前WBA王者・井岡一翔(志成)とのビッグマッチに意欲を示している。戦績は25勝(16KO)1敗。