「大相撲春場所・12日目」(20日、エディオンアリーナ大阪) 新十両の草野(伊勢ケ浜)が12日目で優勝を決めた。3敗で追う狼雅を下手投げで倒した。この取組前に3敗の志摩ノ海、日翔志、英乃海が既に敗れていた。 12日目の十両優勝は15日制で…
「大相撲春場所・12日目」(20日、エディオンアリーナ大阪)
新十両の草野(伊勢ケ浜)が12日目で優勝を決めた。3敗で追う狼雅を下手投げで倒した。この取組前に3敗の志摩ノ海、日翔志、英乃海が既に敗れていた。
12日目の十両優勝は15日制で1977年春場所の琴乃富士、1961年九州場所の内田(後の大関豊山)に並ぶスピード記録。既に新十両で初日からの連勝記録を従来の「9」から塗り替え、新記録を更新中。新たな勲章を手にした。
草野は「とりあえず一安心。うれしいです」と喜び、「勝てば優勝と頭にあって、今場所一番緊張しました」と振り返った。幕下の頃は「早く(番付を)上がりたい気持ちばかり」だったというが、新十両の今場所は「15日間の方が同じペースでできる」と自分の相撲が取れているという。支度部屋では部屋の照ノ富士親方から「『おめでとう、でも気を抜くな。けがにつながるから思い切りやれ』と言われました」と明かした。