ドジャース・スミスコーチ「お疲れちゃ〜〜〜ん」「舐めんなよ」 ニヤリと笑って近づいてきた。ドジャースのストレングス&コンディショニングコーチのトラヴィス・スミス氏だ。19日のカブス戦前のロッカールーム。日本メディアへ口を開いた。「お疲れちゃ…
ドジャース・スミスコーチ「お疲れちゃ〜〜〜ん」「舐めんなよ」
ニヤリと笑って近づいてきた。ドジャースのストレングス&コンディショニングコーチのトラヴィス・スミス氏だ。19日のカブス戦前のロッカールーム。日本メディアへ口を開いた。
「お疲れちゃ〜〜〜ん」
お世辞抜きで発音もイントネーションも完璧だった。「“お疲れ様”よりもカジュアルな言葉なんでしょ? おはよう、ありがとうございます……。日本語を覚えたんだ」。スミスコーチは分厚い胸を叩いた。
では、誰が教えたのか。やはりだった。
「ショウヘイが日本語の先生だよ。彼から教わったんだ」
スプリングトレーニング中、スミスコーチは大谷のフィジカルトレーニングや走塁練習をサポート。「ドラゴンボールZ」など大のアニメ好きで、昨季中は試合中のパフォーマンスを一緒に編み出してきた。ただ、大谷だけが「日本語の先生」ではないという。
「ロウキも先生だ。彼からは悪い言葉を教わったよ。『舐めんなよ』」
こちらも発音もイントネーションも完璧だった。
14日に都内ホテルで行われた来日会見。大谷は「試合だけじゃなくて、日本の文化も楽しんでいただけたらいいかなと思います。ファンの人たちにも選手たちが楽しんでいる姿を見てもらえたら嬉しいかなと思います」と語っていた。今回の東京シリーズ。そのミッションはしっかり遂行したようだ。(小谷真弥 / Masaya Kotani)