野幌ソフトテニス少年団は「楽しくプレー」をモットーにしながら、全国大会に進出する選手もいる有力クラブ。29~31日の全国小学生大会(千葉)に2年連続で出場する木村彩音さん(東野幌小5年)、酒井美夕菜さん(江別中央小5年)の強豪ペアを中心に…
野幌ソフトテニス少年団は「楽しくプレー」をモットーにしながら、全国大会に進出する選手もいる有力クラブ。29~31日の全国小学生大会(千葉)に2年連続で出場する木村彩音さん(東野幌小5年)、酒井美夕菜さん(江別中央小5年)の強豪ペアを中心に、練習は熱を帯びている。
多くの保護者が見守る中、卒団した中学生も参加して後輩にアドバイスを送る。野幌ソフトテニス少年団は、楽しんでプレーすることをモットーにしながら、着実に力をつけてきた。練習は基本的なことが中心だが、目を見張るのはその熱量。村田幹子監督(50)は「子どもたちの意欲」こそが原動力だという。
江別市内にはソフトテニスの少年団が3つ(野幌、江別、大麻)ある。合同練習を行うこともあり、力のきっ抗したチーム同士で切磋琢磨(せっさたくま)している。他にも各地へ“出げいこ”して、様々なことを吸収しているのも躍進の一因だ。
そんなクラブに新たな歴史を刻むべく、木村さんと酒井さんのペアが今月末の全日本小学生大会(4年生以下の部)に挑む。ともに小1から競技を始め、2年時からダブルスを結成。昨年10月の全道大会で準優勝し、2年連続で全国切符を獲得した。
クロスへのストロークや粘り強いプレーが武器の木村さんと、レシーブ力が高く頭脳的なプレーが持ち味の酒井さんは、息もピッタリ。村田監督は「2人とも負けず嫌いで勉強家。昨年より強さは増している」と期待する。
前回は予選リーグ3勝1敗で2位トーナメントに進んだが初戦敗退。その悔しさは忘れていない。木村さんは「ネットミスを少なくし、サーブを確実に入れること。まずは予選リーグを1位抜けすることが目標です」と意気込んだ。酒井さんはポジショニングなどの課題に取り組みながらも「コンビネーションは昨年より良くなっている」と手応えを持って大舞台に立つ。(石井 睦)