J2北海道コンサドーレ札幌DF朴ミン奎(29)が、戦列復帰への一歩を踏み出した。チームは19日、2日間のオフを終えて宮の沢で練習を再開。右ふくらはぎ痛で直近3試合を欠場していた朴が全体練習に合流した。全メニューを消化し「再発しやすい箇所な…

 J2北海道コンサドーレ札幌DF朴ミン奎(29)が、戦列復帰への一歩を踏み出した。チームは19日、2日間のオフを終えて宮の沢で練習を再開。右ふくらはぎ痛で直近3試合を欠場していた朴が全体練習に合流した。全メニューを消化し「再発しやすい箇所なので大事を取っていたが、もう大丈夫」と表情を緩めた。

 前節15日の秋田戦(ソユスタ)を3―1で制し、今季初白星を挙げた。映像で見て「少しでもチームの助けになるためにも、あの場所にいたかった」と欠場を残念がったが「4連敗からの初勝利。波にも乗れるだろうし、チームにいい影響をもたらすと思う」と効果を期待した。

 昨年7月に加入し、主に3バックの左で14試合に出場した。岩政大樹監督(43)に代わった今季、守備時は4バックに変化する形を推し進めてきたが、秋田戦で明確な結果を得られた。朴は昨年と同じ位置か左ウィングバックに入ることになるが「(母国の)韓国でもやっていた位置。攻撃の際は積極的に駆け上がり、守備でも助けになれるようにしていきたい」とイメージはできている。19位からの浮上へ、貴重な存在が帰ってきた。(砂田 秀人)