サッカー日本代表は、勝てば8大会連続8度目の26年北中米W杯出場が決まるバーレーン戦に向け、会場の埼玉スタジアムで大半を非公開にして最終調整を行った。C組2位に勝ち点9差をつけて首位を独走する日本は、勝てば3試合を残して日本史上最速、各大…
サッカー日本代表は、勝てば8大会連続8度目の26年北中米W杯出場が決まるバーレーン戦に向け、会場の埼玉スタジアムで大半を非公開にして最終調整を行った。C組2位に勝ち点9差をつけて首位を独走する日本は、勝てば3試合を残して日本史上最速、各大陸予選参加の45か国の中でも“世界最速”となる出場が決まる。
前日会見に臨んだ森保一監督(56)は大一番を前に「私自身の感情は変わらない。勝利を目指し、試合が終わったらサポーターの皆さんと喜びたい」と落ち着いた表情で心境を語った。
勝てばW杯が決まる一戦。試合前に始まる同組のインドネシア―豪州戦の結果次第では、前半途中の時点で日本が引き分けで突破できる状況となるが、「あくまでも我々は勝利を目指して戦う。その先の大きな目標に向け、成長につなげるようチャレンジする必要がある」とした。
今回の最終予選は5勝1分け。「結果的には順風満帆で来ているが、ボタンのかけ違いが少しでもあったらこの結果にはなってない」と長距離移動、敵地でのタフな戦いの道のりを振り返った。けがによる離脱で不安を抱えていたFW上田、MF守田、DF伊藤ら頼れる主力も間に合った。
決めれば、初めて2大会連続で日本をW杯に導くことになる。「達成したい。とてつもなく幸せな気持ちになるのでは」としながら「厳しい試合になることを覚悟して、彼ら(バーレーン)を上回りたい」と宣言。決して気を緩めず、約6万人が詰めかける超満員の埼スタでW杯切符をつかみ取る。(岩原 正幸)