「カブス3-6ドジャース」(19日、東京ドーム) スタンドからの声援を背に、フルスイングもバットは空を切った。カブス・鈴木が九回の第5打席でこの日3三振目。歓声はため息に変わった。これで開幕シリーズ2戦合計8打数無安打4三振。チームも連敗…

 「カブス3-6ドジャース」(19日、東京ドーム)

 スタンドからの声援を背に、フルスイングもバットは空を切った。カブス・鈴木が九回の第5打席でこの日3三振目。歓声はため息に変わった。これで開幕シリーズ2戦合計8打数無安打4三振。チームも連敗で悔しい凱旋試合となった。

 2夜連続となった注目の日本人対決も抑えられた。初回、メジャーデビュー戦となった佐々木と対峙(たいじ)。フルカウントから、最後は159キロの直球で空振り三振に倒れた。三回の第2打席で四球を選び、今季初出塁も快音が響くことはなかった。

 試合中の表情は曇ったままだったが、試合後は、日本選手5人で記念撮影。同学年の大谷と会話するなど、ようやく笑顔が戻った。「米国へ帰ってから頑張りたい。(大谷)翔平が打ってくれたので、みんなには良かったと思う」。悔しい結果を受け止め、アメリカで再スタートを切る。