◆カーリング女子世界選手権(19日、韓国・議政府) 来年のミラノ・コルティナ五輪の出場枠がかかる大会の1次リーグが行われ、ママさんカーラーの吉村紗也香がスキップを務める世界ランキング5位の日本(フォルティウス)は、同7位のスコットランドに5…

◆カーリング女子世界選手権(19日、韓国・議政府)

 来年のミラノ・コルティナ五輪の出場枠がかかる大会の1次リーグが行われ、ママさんカーラーの吉村紗也香がスキップを務める世界ランキング5位の日本(フォルティウス)は、同7位のスコットランドに5―6で逆転負けし、3勝5敗となり1次リーグ突破へ黄信号がともった。

 午前のデンマーク戦は、8―2と圧勝し、連敗を止めて勢いに乗るかと思われたが、午後は一転、一進一退の攻防だった。第3エンド(E)で3点を奪ったものの、第5Eでスチールされるなど第7E終了時点で4―4。勝負の行方は最後まで分からなかったが、5―4で不利な先行で迎えた第10Eで2点を奪われ逆転負けした。

 1次リーグ突破の目安は7勝5敗。5敗目を喫し、強豪のカナダなどの対戦を残しているが、もう一つも落とせなくなった。日本の女王チームが正念場を迎えている。

 大会は、13か国が出場し、総当たりの予選リーグを行い、上位6か国が決勝トーナメントに進出。1、2位は準決勝へ直行し、3~6位はプレーオフへ。勝者がそれぞれ、1位、2位との準決勝に進む。

 五輪出場枠は開催国枠ですでに決まっているイタリアを除く9枠。今大会で、今年と24年の世界選手権の合計ポイントで7枠が決まり、残りの2枠は12月の五輪最終予選(カナダ)で決定する。

 日本の五輪代表は、9月の五輪代表候補決定戦(北海道・稚内)でフォルティウス、SC軽井沢ク、ロコ・ソラーレの三つ巴で争われ、勝利チームが代表になる。