◆フリースタイルスキー 世界選手権(19日、スイス・サンモリッツ) モーグルの決勝が行われ、男子は北京五輪銅メダルの堀島行真=トヨタ自動車=が、2017年以来となる4大会ぶりの金メダルを獲得した。上位20人による決勝1回目を1位で通過し、上…

◆フリースタイルスキー 世界選手権(19日、スイス・サンモリッツ)

 モーグルの決勝が行われ、男子は北京五輪銅メダルの堀島行真=トヨタ自動車=が、2017年以来となる4大会ぶりの金メダルを獲得した。上位20人による決勝1回目を1位で通過し、上位8人で争う2回目で89・03点をマークし、王座に就いた。女子は冨高日向子=多摩大ク=が決勝1回目6位から順位を上げ銀メダルに輝いた。

 今季、前半のW杯では勝利がなく、なかなか波に乗れないでいたが、エアの高難度の技「コーク1440」(軸をずらした4回転)に磨きをかけ、今年2月のディアバレー大会(米国)で今季初勝利を挙げるとそこから3連勝と息を吹き返し、3月11日の五輪のテスト大会も兼ねて行われたリビーニョ大会(イタリア)のモーグルでも勝利していた。

 3連覇中のライバル、ミカエル・キングズベリー(カナダ)を寄せ付けずに手にした頂点。来年のミラノ・コルティナ五輪に向けて大きく弾みをつけた。