日本代表MF堂安律が19日、26年北中米W杯アジア最終予選バーレーン戦(20日・埼玉)に向けた前日取材に応じた。前回22年カタールW杯出場を決めた22年3月のオーストラリア戦(アウェー)は招集外で「かなり悔しい思いをしました」と当時を思い…

 日本代表MF堂安律が19日、26年北中米W杯アジア最終予選バーレーン戦(20日・埼玉)に向けた前日取材に応じた。前回22年カタールW杯出場を決めた22年3月のオーストラリア戦(アウェー)は招集外で「かなり悔しい思いをしました」と当時を思い返した。そこから3年、カタールW杯での2得点なども経て、10番を背負う選手として迎えるW杯決定の瞬間を前に「それ(前回の招集外)も笑い話にできるぐらい、自分は努力してここまで来た自負はある。こうして同じ(森保)監督で半分ぐらい(カタールW杯と)同じメンバーが残った中で、彼らに負けじと食らいつき、よくここまで来たなと思います。ただ(W杯出場を)決めたら、もっと自分を誇りに思えると思う」と話し、出場決定の瞬間をイメージした。

 今やリーダーのひとりとして、ドイツからの帰国時には会見を開き「W杯優勝が目標」とあえて口にすることで、チームの緊張感を高めた。この日も「全員が同じ方向を向いています。W杯優勝を目標にしないと、逆に取り残されるような集団になっている」ときっぱり。かつて14年ブラジルW杯前、本田圭佑が優勝を目標に掲げたが「彼みたいな偉大な選手が言ったことが、僕たちの世代に受け継がれている」と、先輩たちへの感謝も口にしていた。