◆大相撲 ▽春場所11日目(19日・エディオンアリーナ大阪) 西十両14枚目・草野(伊勢ケ浜)が初日からの連勝を11に伸ばし、1場所が11日制だった1929年1月場所の武蔵山(のちの第33代横綱)の新十両の最長記録に並んだ。 立ち合いのもろ…
◆大相撲 ▽春場所11日目(19日・エディオンアリーナ大阪)
西十両14枚目・草野(伊勢ケ浜)が初日からの連勝を11に伸ばし、1場所が11日制だった1929年1月場所の武蔵山(のちの第33代横綱)の新十両の最長記録に並んだ。
立ち合いのもろ差しから体重202キロの東同11枚目・剣翔(追手風)を寄り切り。「(11連勝は)あまり気にしていない。止まらずに攻められた」と充実した表情で振り返った。
優勝争いでも3差をつけてトップを独走。12日目にも優勝が決まる可能性もあるが、「まずは初めての15日間を取り切る」と気を引き締めた。
快進撃の一方で、2日目と3日目には土俵入りの所作を間違えるなど、新十両らしい初々しい一面を見せる。「緊張するのは親方たちに見られている稽古場と土俵入りの時だけ。土俵に上がれば勝つことだけに集中できている」。持ち前の強心臓で前人未到の記録を打ち立てる。