24年度の学生3大駅伝2冠で第101回箱根駅伝(1月2、3日)は3位だった国学院大が19日、東京・渋谷区のセルリアンタワー東急ホテルで祝賀会を開催した。 24年度の大学駅伝で、国学院大は抜群の存在感を発揮。開幕戦の出雲駅伝(昨年10月14…
24年度の学生3大駅伝2冠で第101回箱根駅伝(1月2、3日)は3位だった国学院大が19日、東京・渋谷区のセルリアンタワー東急ホテルで祝賀会を開催した。
24年度の大学駅伝で、国学院大は抜群の存在感を発揮。開幕戦の出雲駅伝(昨年10月14日)、第2戦の全日本大学駅伝(昨年11月3日)で快勝。最終戦の箱根駅伝では初優勝と史上6校目の3冠を目指して挑んだ。優勝の青学大、2位の駒大に敗れたが、最終10区で早大を逆転して3位に食い込み、意地を見せた。
エースで主将の平林清澄(4年)は「出雲駅伝優勝、全日本大学駅伝初優勝、箱根駅伝3位は次のステップでしかありません。箱根駅伝に優勝できず悔しく、未練が残りました。後輩たちが晴らしてくれると期待しています」とあいさつし、悲願の箱根駅伝初優勝を後輩に託した。新主将の上原琉翔(3年)は「4年生の先輩たちが素晴らしいチームをつくってくれました。箱根駅伝に優勝しないと恩返しができません」と力強く応えた。
実業団と大学の男子トップチームが出場した「大阪・関西万博開催記念 ACN EXPO EKIDEN 2025(エキスポ駅伝)」(16日、大阪・吹田市万博記念公園~大阪市夢洲周辺=7区間54・5キロ)では3年生以下の新チームで臨み、学生トップの3位と健闘。「『今年(25年度)も国学院はやるよ!』というところを見せられたと思います」と前田康弘監督は話す。
平林は「新チームはすでに素晴らしいチームになっています。5年は破られないと思っていた山本歩夢(4年)のハーフマラソンの国学院大記録(1時間43秒)を2月に上原が破りました(1時間30秒、丸亀)。僕のマラソン国学院大記録(2時間6分18秒)も近いうちに破られると思います」と期待を込めて話した。
さらなる強いチームへ、悲願の箱根路初制覇に向けて、国学院大駅伝チームの挑戦は続く。