ブレイキンで世界トップの選手が集う「FUJIFILM instax Undisputed Masters」Tokyo World Finalが22日、ニューピアホール(東京・港区)で行われる。昨年のパリ五輪で新種目に採用されたことで、一気…

 ブレイキンで世界トップの選手が集う「FUJIFILM instax Undisputed Masters」Tokyo World Finalが22日、ニューピアホール(東京・港区)で行われる。昨年のパリ五輪で新種目に採用されたことで、一気に認知度が高まったブレイキン。本大会では五輪のような個人競技の「ソロバトル」だけでなく、団体戦で競う「クルーバトル」が見どころのひとつとなっている。

 大能寛飛(ダンサー名=HIRO10、20)は、パリ五輪にも出場。惜しくも予選突破はならなかったが、競技後には涙ながらに「大好きなブレイキンを見せることができた。人生おもしれえっす」とコメントし、多くの日本人に自身が持つ「ブレイキン愛」を伝えた。「周りからは『もっとフットワークをやった方がいい、パワームーブをやりすぎると勝てない』といわれたけど、ステージでは自分が愛しているこのスタイルを貫き通した。メダルを取れなかったし、トップ8いけなかったけど、とても良い経験になった」と振り返る。

 今大会のクルーバトルには韓国の選手が結成する「Jinjo Crew」に日本人として唯一参戦。昨年も同チームで出場し、優勝を決めている。「初めて出て優勝して、記憶に残る大会だった。クルーはお互いに『家族』になる必要がある。たとえクルーにめちゃくちゃ上手な人がいても、他のメンバーとの関係が良くなかったら、それは良いクルーとはいわないから」。現在は肩のケガで状態が万全とはいいがたいが、「筋肉を使ってカバーしながら、今できることをやろうと思っている」と自慢のパワームーブで観客を沸かせる構えだ。