◆大相撲春場所11日目(19日、エディオンアリーナ大阪) 高校生初の幕下最下位格付け出し資格を取得した福崎(藤島)が東39枚目・川副(伊勢ケ浜)との全勝対決に敗れ、初黒星を喫した。本割でも立ち合いから圧倒され、取り直しの一番も防戦一方だった…

◆大相撲春場所11日目(19日、エディオンアリーナ大阪)

 高校生初の幕下最下位格付け出し資格を取得した福崎(藤島)が東39枚目・川副(伊勢ケ浜)との全勝対決に敗れ、初黒星を喫した。本割でも立ち合いから圧倒され、取り直しの一番も防戦一方だった。

 川副はあこがれの先輩だった。同じ九州出身(福崎は奄美大島、川副は熊本)で、白鵬杯や九州新人戦で小さい体ながら力強い相撲を取る川副に羨望のまなざしを向けていた。

 「ずっとあこがれていた先輩と2番も相撲が取れていい経験をさせてもらいました。終始、相手のペースで(相撲を)取られてしまいました。実力が全然違う。スピードと圧力でどんどん止まらずに攻めてくる。さすが元関取だと思いました」と言った後、「あと一番、楽しみながら前に出る自分の相撲を取りたい」と気持ちを切り替えていた。