陸上の世界室内選手権(21~23日、中国・南京)の日本代表選手らが19日、成田空港から出発した。男子110メートル障害の日本記録保持者・泉谷駿介(住友電工)は今大会、走り幅跳びでエントリー。「(9月の東京)世界陸上は2種目に出場して、2種…
陸上の世界室内選手権(21~23日、中国・南京)の日本代表選手らが19日、成田空港から出発した。男子110メートル障害の日本記録保持者・泉谷駿介(住友電工)は今大会、走り幅跳びでエントリー。「(9月の東京)世界陸上は2種目に出場して、2種目でメダルをとることを目標にしています」と“二刀流”を表明した。
110メートル障害では、23年世界陸上で日本勢初の決勝に進み5位入賞。昨年8月のパリ五輪は準決勝敗退だった。走り幅跳びは同9月の全日本実業団選手権で日本歴代10位の8メートル14をマークして3連覇。2種目チャレンジに「周りからは結構、心配の声が大きかった」と言うが「自分の可能性を最大限に発揮するため。単純に挑戦したい、やってみたいという気持ちが大きい」という決断にいたった。
今大会の目標は、東京世界陸上の参加標準記録(8メートル27)突破。「練習も順調に積めていて、調子も上がってきて良い感じ。初めて幅での代表入りになりますが、楽しみが大きいです」と異例の挑戦に、胸を躍らせていた。