「オープン戦、西武6-0広島」(18日、ベルーナドーム) 絶好のアピールのチャンスで結果はついてこなかった。広島の先発・常広羽也斗投手が5回7安打2失点で敗戦投手となった。熾烈(しれつ)な開幕ローテ争いで抜け出すことはできず、「初回の入り…
「オープン戦、西武6-0広島」(18日、ベルーナドーム)
絶好のアピールのチャンスで結果はついてこなかった。広島の先発・常広羽也斗投手が5回7安打2失点で敗戦投手となった。熾烈(しれつ)な開幕ローテ争いで抜け出すことはできず、「初回の入りがあんまり良くなかった」とあぶり出された課題に目を向けた。
立ち上がりでつまずいた。初回先頭からの連打で一、三塁のピンチを背負うと3番・ネビンに右中間を破られる2点適時二塁打を浴びて、あっさり先制を許した。
失点は初回だけだったが毎回走者を許し、先頭打者の出塁も4度。「早めに修正して自分のペースに持っていけたら良かったけど、すぐ修正することができなくて無死で走者が出る展開が多かった。それは当然自分を苦しめるなと改めて思った」と淡々と振り返った。
首脳陣も5回2失点で粘ったという結果より、内容に厳しい目を向けた。新井監督は「失点は2だけどね、ちょっとストライクを取るのに苦労していたよね」とコメント。永川投手コーチも「先頭を出すのもそうだけど、全体的にボール先行だったし、ボール自体も本来の彼の出来ではなかった」と手厳しかった。
右腕は25日から行われるウエスタン・ソフトバンク3連戦中(由宇)に先発する見込みとなった。指揮官は常広の開幕ローテ入りに関して「来週ファームで投げるのを見てからかな」と“追試”を示唆。現状は森下、床田、大瀬良のローテ入りは当確しており、森も有力となっている。玉村、ドミンゲスと争う残り2枠。2年目の真価を示すためにも、ここで脱落するわけにはいかない。