2022年10月1日に亡くなった国民的プロレスラーのアントニオ猪木さん(享年79)の功績をたたえる展覧会「昭和100年 アントニオ猪木デビュー65周年 燃える闘魂アントニオ猪木展」が4月3日に栃木・宇都宮の東武宇都宮百貨店で開催される。 …

 2022年10月1日に亡くなった国民的プロレスラーのアントニオ猪木さん(享年79)の功績をたたえる展覧会「昭和100年 アントニオ猪木デビュー65周年 燃える闘魂アントニオ猪木展」が4月3日に栃木・宇都宮の東武宇都宮百貨店で開催される。

 猪木さんの功績をたたえる「猪木展」は2023年8月に京王百貨店新宿店で初開催。以後、大阪、横浜、福岡など実施してきた。今年は宇都宮の東武百貨店で4月3~8日でスタートし、埼玉・川越市(4月23~5月5日 丸広百貨店川越店5階催場)、名古屋市(5月8~18日 名鉄百貨店本店10階美術サロン)、金沢市(6月12~24日 香林坊大和8階ホール)でそれぞれ初開催が決定している。

 今年は、プロレスが最も熱かった昭和時代が100年。そして、1960年9月30日にデビューしてから65年。記念の年に展覧会を主催する猪木さんの肖像権などを管理する猪木元気工場(IGF)の宇田川強取締役は、2月20日に京王プラザホテルで開いた猪木さんの誕生日パーティーで公開した「AI猪木」の「会場によっては、公開することも考えています」と新たな企画を明かした。

 さらに、宇田川氏は「ありがたいことなんですが、これまでの展覧会でファンの方や『父がファンだったんです』とかといった方々が『展示してくれませんか』と雑誌やテレホンカードのセットなどをご提供いただいています。そういった猪木への思いを持っている方々が大切に保管していた品を各百貨店さんとご相談しながら専用のショーケースを提供して飾りたいと考えています」と何よりもファンを大切にした猪木さんの思いを受けたファンと相互交流する展示を行う意向を明かした。また、このほどIGFの社長に就任した猪木さんの実弟・猪木啓介氏の「名刺交換会」も行う予定で啓介氏は「私もすべての会場へもちろん、行きます」と意欲をあらわにした。

 展覧会の開幕となる宇都宮は、1973年4月6日にNET(現・テレビ朝日)が新日本プロレスを金曜8時から初めてテレビ生中継した記念の地で宇田川氏は「宇都宮では、そういったゆかりのあることもやりたいですね」と明かした。

 また、宇都宮、川越、名古屋、金沢の各会場には、現時点では日程、場所は未定だが、ゲストに藤波辰爾、藤原喜明、前田日明、蝶野正洋、武藤敬司の愛弟子が登場しトークイベントを開催し猪木さんの秘話を公開する。