サッカー日本代表は18日、2026年北中米W杯アジア最終予選のバーレーン戦に向け、千葉市内で調整した。MF久保建英(23)=レアル・ソシエダード=ら25選手が全体練習に参加。勝てば3試合を残して8大会連続8度目のW杯出場が決まる一戦に向け…

 サッカー日本代表は18日、2026年北中米W杯アジア最終予選のバーレーン戦に向け、千葉市内で調整した。MF久保建英(23)=レアル・ソシエダード=ら25選手が全体練習に参加。勝てば3試合を残して8大会連続8度目のW杯出場が決まる一戦に向けて、前回大会での同予選から“大人”になった久保が意気込みを語った。

 久保が3年前からの進化を見せる。前回大会の最終予選ではメンバーに選ばれながら、本戦出場を決めたオーストラリア戦には出場できなかった。「あんまり覚えてないけど、いい思い出ではなかった」。主力として迎える今回こそ、ピッチで喜びを味わうつもりだ。

 MF三笘の2ゴールで7大会連続のW杯出場が決まった当時、20歳だった久保は複雑な心境だった。すでにスペインで試合に出場していただけに「素直な気持ちを言うと、なんで(代表の)試合に出られないんだと思っていた」と振り返る。ただ、3年という期間がたち、心身ともに大きく成長した。「自分の実力はしっかり分かっているつもり。特にその幼稚さ、幼さも抜けていい選手になれたかなと思う」とうなずいた。

 勝てば8大会連続のW杯出場が決まる大一番を前にも、久保は「別にW杯に行くことが目標のチームではない」とキッパリ。目標は本戦での優勝だ。「勝てばW杯出場というボーナスがついてるくらいの感覚で。目の前の相手に勝つことに全力で臨めれば」。頼もしさを増した23歳が、その自信を結果で証明する。