サッカー日本代表が18日、26年北中米W杯アジア最終予選のバーレーン戦(20日・埼玉)に向けて、千葉市内で練習を行った。 Rソシエダードに所属するMF久保建英が取材に応じ「W杯に行くことが目標のチームじゃない。勝てばW杯出場のボーナスが付…

 サッカー日本代表が18日、26年北中米W杯アジア最終予選のバーレーン戦(20日・埼玉)に向けて、千葉市内で練習を行った。

 Rソシエダードに所属するMF久保建英が取材に応じ「W杯に行くことが目標のチームじゃない。勝てばW杯出場のボーナスが付いてくるくらいの感覚で、目の前の相手に勝つことに全力で臨む」と自然体で話した。現在、日本代表は最終予選で6試合を戦って5勝1分け。次戦に勝利すれば日本史上最速となる3戦を残して8大会連続の本大会出場が決まる。早期決定については「試せるものも、試せる選手も増えるし早く決めるに越したことはない」と話し、「言い方を悪くすると、この相手に負けているようじゃみんなが目指しているW杯で(各国と)対等以上に戦うということも無理だと思う」と世界トップレベルを見据えた。

 また、1月19日に敵地で行われたバレンシア戦で受けた人種差別についても言及した。久保自身に向けられる差別は集中を切らせるためなど、意図があると話し「受けたからと言ってどうってことない。ほかの超えてはいけない一戦を超えられた時は怒ることはありますけど、試合中はそういったことも含めて文化だと思うのでしょうがないかなと思います」と言葉をつないだ。その一方で「僕じゃないスペインで仕事やビジネスを頑張ろうとか、学生でやろうという人たちが同じように差別されることは許せることではないので、僕のように立場ある人間が人種差別を受けた時はしっかり対応していきたいと思う」とスペインに身を置く日本人として、改めて自らの姿勢を示した。