サッカー日本代表は18日、26年北中米W杯アジア最終予選バーレーン戦(20日・埼玉)に向けて、千葉市内で非公開練習を行った。チームの中核を担うMF守田英正は、1月に負ったふくらはぎの負傷から復帰し「ここから万全の状態で、試合に臨めるように…

 サッカー日本代表は18日、26年北中米W杯アジア最終予選バーレーン戦(20日・埼玉)に向けて、千葉市内で非公開練習を行った。チームの中核を担うMF守田英正は、1月に負ったふくらはぎの負傷から復帰し「ここから万全の状態で、試合に臨めるように最後までいい準備したい。両方(バーレーン、サウジアラビア戦)ともフルで出るつもりの準備をして、ここにいます」と言い切った。

 今予選ではボランチながらFW小川航基の4ゴールに次ぐ3ゴール(南野と並ぶ)を挙げてきた守田。昨年9月のアウェー・バーレーン戦(5〇0)では2得点しており「いいイメージ? めちゃくちゃありますね。対バーレーンもそうですし、代表での自分の役割、しなきゃいけないこと、自分の特徴をうまく出せるようになってきた。バーレーン戦は前回も得点に絡みましたし、いいイメージ持って臨める」とうなずいた。

 ボランチとしてチームのバランスを取りながら、得点に絡むというハイレベルなプレーを続ける守田。「シュートはうまくない。練習しなきゃいけない」と語るが、得点を奪うための明確なイメージが頭の中にはある。「細かく説明はしないですけど、どこにスペースがあるか、どのタイミングでそのスペースができるか。その時はスペースがなくても、いつ、どの瞬間にスペースがあるかってのは理解できている。あとは前線に選手がそろっている中で、ボールがくると最後は信じて飛び込むだけ」と話した。

 22年カタールW杯に向けた最終予選では、第3節まで1勝2敗と出遅れ、チームが4―2―3―1から4―3―3へと変更した第4節のオーストラリア戦から先発に定着した守田。当時は主にインサイドハーフとして立て直しに貢献し、得点シーンに絡むプレーも見せたがゴールはなかった。4年を経て、さらにチームに欠かせない存在となった29歳は「どうせなら数字でチーム貢献したい。あんまり得点、得点になっちゃいけないポジションなんで、あくまで自分のすべきことを守りながら、瞬間瞬間にゴール前に飛び込んでいけるようなシチュエーションを多く作って得点したい」。“点も取れる司令塔”へと進化しつつあるボランチは、W杯出場がかかるこの2試合も、数字で見える部分、見えない部分の両面での貢献を誓った。