◆大相撲 ▽春場所10日目(18日、エディオンアリーナ大阪) 新十両の西14枚目・草野(伊勢ケ浜)が西同10枚目・志摩ノ海(荒汐)を押し出し、初日から10連勝とした。立ち合いで鋭く右を差し、一気に前進。前のめりに倒れて相手に軍配が上がったが…
◆大相撲 ▽春場所10日目(18日、エディオンアリーナ大阪)
新十両の西14枚目・草野(伊勢ケ浜)が西同10枚目・志摩ノ海(荒汐)を押し出し、初日から10連勝とした。立ち合いで鋭く右を差し、一気に前進。前のめりに倒れて相手に軍配が上がったが、物言いの末に草野の足が残っていたと判断され、行事軍配差し違えで白星が決まった。
新十両の10連勝は成山、翔天狼、大の里、尊富士の9を上回り、1場所15日制となった1949年夏場所以降の最長記録となった。「連勝で2けた(勝利)までは予想していなかったけど、しっかり稽古していたので、2けたは勝ちたかった」と場所前の目標をクリア。連勝記録については「うれしいけど、明日もあるので気を抜かずに頑張っていく」と落ち着いた表情で語った。
優勝争いでも3敗で追う志摩ノ海、狼雅(双子山)、日翔志(追手風)に3差とした。気鋭の23歳は「気にせず、自分の相撲を取って頑張るだけ」と足元を見据えた。