国立競技場の運営を担う新会社として4月から事業を開始する株式会社ジャパンナショナルスタジアム・エンターテイメントの新社長に、侍ジャパンや西武ライオンズの広報担当役員などを務めた竹内晃治氏(59)が就任することが18日、分かった。選定理由に…
国立競技場の運営を担う新会社として4月から事業を開始する株式会社ジャパンナショナルスタジアム・エンターテイメントの新社長に、侍ジャパンや西武ライオンズの広報担当役員などを務めた竹内晃治氏(59)が就任することが18日、分かった。選定理由について「一貫して広報畑を歩む中で磨き上げられたマーケティング能力や卓越したリーダーシップなどの豊富な知見と経験が当社の経営に欠かせないものと判断」と同社。4月1日の取締役会で選定され、正式に就任する。
国立競技場はこれまで日本スポーツ振興センター(JSC)が運営してきたが、さらなる運営効率化と収益拡大を目指し、NTTドコモやJリーグ(公益財団法人日本プロサッカーリーグ)など民間4社が出資して設立するジャパンナショナルスタジアム・エンターテイメントが4月から運営を担う。国立競技場のブランドとレガシーを継承し、トップレベルのスポーツや文化イベントの運営や企画、次世代型のスタジアム体験の提供を目指す。また、地域を超えたコミュニティ形成などを通じ、国立競技場の新しい価値を創造するとしている。
竹内氏は1989年にプリンスホテルに入社。その後、西武ライオンズ取締役広報部長やNPBエンタープライズ(侍ジャパン事業会社)執行役員広報担当、西武ホールディングス広報部GM兼プリンスホテル広報部長などを経て、現在は横浜アリーナ常務取締役。スポーツやエンタテイメントの世界での広報・事業運営のスペシャリスト。豊富な知見が国立競技場に注入されそうだ。