日本代表MF久保建英が所属するRソシエダは16日、リーグ戦第28節・Rバリェカノとの試合を2―2で引き分けた。 RソシエダはEL決勝トーナメント1回戦の第2戦(対マンチェスターU)から72時間が経っておらず、疲労も心配された。試合は開始こ…

 日本代表MF久保建英が所属するRソシエダは16日、リーグ戦第28節・Rバリェカノとの試合を2―2で引き分けた。

 RソシエダはEL決勝トーナメント1回戦の第2戦(対マンチェスターU)から72時間が経っておらず、疲労も心配された。試合は開始こそRソシエダが優っていたが、10分を過ぎるとRバリェカノがチャンスを持ち出した。緊迫したゲームが続くと20分、スビメンディのゴールでRソシエダが先制。アリダネの左CKをゴール正面右でフリーになったスビメンディが右足ボレーでゴール右へ蹴り込んだ。スコアが動いてからはRバリェカノの反撃が増えたが、Rソシエダの守備に抑えられた。久保は先発で右ウィングに入ったが、左での組み立てが多く、孤立する場面が見受けられた。中盤に下がって守備をカバーし、ポジションを変えてゲームに参加。両チーム決定機には至らず前半は1-0のまま終えた。

 後半はRバリェカノの攻撃で試合が動いた。Rソシエダは10分にバレネのゴールがオフサイドで取り消されるなど、流れが傾く。そして13分、ラティウのアシストに崩れた守備を見据え、トレッホが冷静に右足でゴール右上へシュート。同点とされた。この後もRバリェカノの攻撃は続き、Rソシエダもカウンターで反撃。1―1から、追加点を奪ったのはRバリェカノだった。後半27分、左エリア手前からペドロ・ディアスの右足シュートは左ポスト際下に突き刺さるゴラッソ。

しかし、Rソシエダも35分、右から切り込んだ久保がゴール前へセンターパス。球はGKの足に阻まれたが、戻った球を途中交代で入ったばかりのマリエスクレナが左足でゴール左へシュートしゴールを決め、同点に追いついた。

 それからも激しい攻守が続いたが、どちらも譲らず2―2のドローで試合終了。RソシエダはEL敗退を払拭したいところだったが、互角の力で勝ち点1を分け合った。以下、久保のコメント。

 ーコンディションは?

 「後半はきつかったですが、最後は楽しくやれました」

 ー試合は?

 「負けなくて良かったかなぁというのが全てですね。自分たちが先制して2点取られてまた今日も負けるのかと思いましたが、最後もう1点取れれば良かったですけど、引き分けでよかったです」

 ー後半は持ち味も出せて同点につなげられた?

 「前半はやはりつなぐ時間帯が少なかったので、後半負けてきてから僕たちが攻める時間が当然増えてきて、その中でシュートを決めきれなかったのもありますが、まぁ最後に同点で良かったかなと思います」

 ーEL敗退後のチームは?

 「ここから切り替えすしかないねというところ、切り替えきれなかった部分もありますけれど、これでまぁ一旦、代表挟んでみんなフレッシュで戻って来ると思うので、残りみんなで頑張りたいと思います」