「大相撲春場所・9日目」(17日、エディオナリーナ大阪) 横綱豊昇龍(立浪)が横綱昇進後初の連敗を喫して4敗。優勝争いの先頭を走る大関大の里、平幕高安が1敗をキープしたことで、2場所連続優勝は厳しくなった。 豊昇龍は立ち合いで右からの張り…

 「大相撲春場所・9日目」(17日、エディオナリーナ大阪)

 横綱豊昇龍(立浪)が横綱昇進後初の連敗を喫して4敗。優勝争いの先頭を走る大関大の里、平幕高安が1敗をキープしたことで、2場所連続優勝は厳しくなった。

 豊昇龍は立ち合いで右からの張り差しを狙ったが、一山本は勝利後のインタビューで「立ち合いは張り差しかなと思っていたので」と想定内であったことを明かし、もろ手突きからのすくい投げで自身初の金星をあげた。敗れた横綱は「立ち合いちょっと失敗した。勉強だね」と振り返った。

 NHKで解説を務めた西岩親方(元若の里)は「立ち合いで張って、簡単に上手を取りに行こうとしましたよね。鋭く踏み込んで、相手を押し込んでから上手を取るというようなのが良かったですね」と、豊昇龍の戦法が敗戦につながったと話した。