今年1月の第101回箱根駅伝で18位だった山梨学院大は17日、日大OBの竹ノ内佳樹氏(32)が4月1日付でコーチに就任することを発表した。実業団のNTT西日本で先輩に当たる大﨑悟史監督(48)をサポートする。 山梨学院大は上田誠仁元監督の…

 今年1月の第101回箱根駅伝で18位だった山梨学院大は17日、日大OBの竹ノ内佳樹氏(32)が4月1日付でコーチに就任することを発表した。実業団のNTT西日本で先輩に当たる大﨑悟史監督(48)をサポートする。

 山梨学院大は上田誠仁元監督のもと、1987年に箱根駅伝に初出場。6回目の出場だった92年に初優勝。94、95年にも連覇し、黄金期を築いたが、近年は苦戦が続く。8位だった2016年を最後にシード権(10位以内)から遠ざかっている。大﨑監督は大学を通じて「2025年度、新たなコーチを加えて、選手、学生スタッフ、監督コーチ陣一丸となり、箱根駅伝を一番の目標に、チーム強化を更に加速していきます」と復活に向けて意欲的にコメントした。

 竹ノ内新コーチは日大時代に箱根駅伝に3度、出場。15年に卒業し、NTT西日本に入社。2019年の東京五輪代表選考会(MGC)では6位と健闘した。24年3月に現役を引退し、同年4月からNTT西日本で一般社員として社業に専念していた。

 竹ノ内新コーチのコメントは以下の通り。

 「2025年4月1日より山梨学院大学陸上競技部コーチに就任することになりました竹ノ内佳樹です。コーチとしては、大﨑監督を支え、学生個々の能力を最大限引き出すことができるようにサポートしていきます。また、箱根駅伝という目標を通じて『自ら考え、行動できる』人材育成にも努めてまいります。先代の方々が築きあげてきた伝統ある山梨学院大学の襷(たすき)が再び箱根路で輝くことができるように選手、スタッフ一丸となって取り組む所存です」

 ◇山梨学院大 1985年、強化指定クラブとして本格始動。箱根駅伝は87年に初出場。89年に初めて留学生を起用。優勝3回(92、94、95年)。出雲駅伝優勝6回、全日本大学駅伝は2位が10度。練習拠点は甲府市。主なOBに87年大会10区を走った漫画家の高橋しん氏、2008年北京五輪男子マラソン代表の尾方剛氏(広島経大監督)ら。