◆バレーボール ▽大同生命SVリーグ男子 第19節第2日 サントリー 3(25―22、25―15、25―20)0 (16日、東京体育館) リーグ5位の東京GBは、ホームで同3位のサントリーにセットカウント0―3で敗れた。3連敗で今季18敗目…
◆バレーボール ▽大同生命SVリーグ男子 第19節第2日 サントリー 3(25―22、25―15、25―20)0 (16日、東京体育館)
リーグ5位の東京GBは、ホームで同3位のサントリーにセットカウント0―3で敗れた。3連敗で今季18敗目(20勝)を喫したが、同日の試合で7位の広島Tが名古屋に敗れたことで、上位6チームが進むチャンピオンシップ(CS)進出を決めた。22年にクラブ創設後、前身Vリーグ時代を含めて初のCSを決めた。
前身チームのFC東京時代からプレーするリベロの古賀太一郎主将は「僕がFC東京にいた時は、プレーオフはすごく遠い目標であった。東京グレートベアーズになって1年目は開幕9連敗から始まり、シーズンが終わったときに2桁勝利がやっとだった。FC東京、東京GBでこれまで一緒に戦ってくれた選手の努力があって、彼らのおかげで基盤ができてきた」と、感慨に浸り、感謝が込み上げた。
21年に前身チームのFC東京が母体の事業の見通しが立たず、事実上の廃部に追い込まれた。22年にネイチャーラボへの全体譲渡により、プロバレーボールチームの東京GBが発足した。初年度の22~23年は8位、昨季はプレーオフに1勝届かず、7位だった。23年に加入した主軸の柳田将洋は「やっぱり去年の悔しさがあるので、そこを乗り越えたという気持ちがあります。でも、ここはゴールではなく通過点。これまで越えられなかった壁を越えられた思いと、ここがゴールではないという思いがあります」と語った。
CS進出は決めたが、準々決勝をホームで戦えるレギュラーシーズン4位以内が次なる目標だ。29日、30日にはアウェーでリーグ4位の愛知との直接対決も控える。柳田は「余韻に浸っている暇はない。僕らは必ずホームで戦いたい。今日の雰囲気でもそう、僕らのチームには絶対的にアドバテージがある。ジェイテクト(愛知)戦も負けられない戦いが続く。積み重ねてきたクオリティーをどれだけ高められるかということに、チームとしてフォーカスする」と表情を引き締めた。