◆プロボクシング IBF世界フェザー級(57・1キロ以下)タイトルマッチ12回戦 同級王者・アンジェロ・レオ(米国)―同級1位・亀田和毅(TMK)(5月24日・インテックス大阪) 元世界2階級制覇王者でIBF世界フェザー級1位の亀田和毅(と…

◆プロボクシング IBF世界フェザー級(57・1キロ以下)タイトルマッチ12回戦 同級王者・アンジェロ・レオ(米国)―同級1位・亀田和毅(TMK)(5月24日・インテックス大阪)

 元世界2階級制覇王者でIBF世界フェザー級1位の亀田和毅(ともき、33)=TMK=が17日、大阪市内のホテルで5月24日にインテックス大阪で同級王者のアンジェロ・レオ(30)=米国=とタイトルマッチ12回戦を行うと発表した。

 元WBO世界バンタム級、元WBC世界スーパーバンタム級暫定王者の亀田和は、昨年8月のIBF世界フェザー級挑戦者決定戦でレラト・ドラミニ(南アフリカ)に2―1で判定勝ち。指名挑戦権を獲得していた。2019年7月に米・カリフォルニア州カーソンで行われたレイ・バルガス(メキシコ)とのWBC世界スーパーバンタム級王座統一戦で判定負けを喫して以来、5年10か月ぶりの世界戦。亀田和は「興奮してる。亀田家8本目のベルトになるように。向こうも2階級制覇。何も変わらない。舞台の上でレオを倒すだけ。勝ちます」と力強く語った。

 会見に同席した兄で「3150FIGHT」の亀田興毅ファウンダーは、「どういう試合をするのか。和毅が勝って世界に広げていけたら。日本ボクシングファンにも、フェザー級で世界タイトルマッチを取れるか、亀田家が世界に通用するのか、見てもらいたい」と期待を寄せた。勝てば興毅氏と並ぶ3階級制覇達成となる。

 王者・レオは、元WBO世界スーパーバンタム級王者で、昨年8月にIBF世界フェザー級王者ルイス・アルベルト・ロペス(メキシコ)に10回KO勝ちし、2階級制覇を達成した。オンラインで会見に参加したレオは「1回目の防衛戦。ベストを尽くして勝ちに行く。フェザー級で自分が一番と自信を持って言える」と意気込んだ。2021年に米ラスベガスでスパーリング経験があるレオと亀田和はスペイン語で会話し、笑顔を見せた。

 戦績は、レオが26戦25勝(12KO)1敗。亀田和が42勝(23KO)4敗。