◆大相撲 ▽春場所8日目(16日、エディオンアリーナ大阪) 元大関で西三段目21枚目の朝乃山(高砂)が西同17枚目・小城ノ浜(出羽海)を寄り切り、4勝目を挙げた。左膝の大けがなどによる3場所連続全休から復帰し、無傷の勝ち越しを決めたが、安ど…
◆大相撲 ▽春場所8日目(16日、エディオンアリーナ大阪)
元大関で西三段目21枚目の朝乃山(高砂)が西同17枚目・小城ノ浜(出羽海)を寄り切り、4勝目を挙げた。左膝の大けがなどによる3場所連続全休から復帰し、無傷の勝ち越しを決めたが、安ど感は「今はない」と淡々。「自分にとっては通過点。ここからが全勝同士当たっていくので、大事な勝負」と表情を引き締めた。
同じ北陸出身で西幕下30枚目・炎鵬(伊勢ケ浜)が7日目に脊髄損傷から復帰後、5場所連続の勝ち越しを決めた。ともに大けがからの再起を目指す立場で、少なからず刺激を受けていると明かす。「炎鵬の首のけがは、僕の膝よりひどいと思う。そういった意味では僕もまだまだやれるんじゃないかという気持ちもあるし、これからもし力士の誰かがけがをした時に、しっかり治して本土俵に復帰すれば活躍できるんだというお手本になりたい」と誓った。