【愛媛】サッカーのFC今治は16日、明治安田J2開幕戦をホームで秋田と戦い、0―1で敗れた。相手の好守に屈したが、寄せては返す波のような連続攻撃は、スタジアムを大いに盛り上げた。 前半は、J2初参戦の緊張か寒さのせいか、決定機を作れずに4…

 【愛媛】サッカーのFC今治は16日、明治安田J2開幕戦をホームで秋田と戦い、0―1で敗れた。相手の好守に屈したが、寄せては返す波のような連続攻撃は、スタジアムを大いに盛り上げた。

 前半は、J2初参戦の緊張か寒さのせいか、決定機を作れずに40分、自陣でパスをカットされて失点した。

 後半10分、攻撃がつながり始める。コーナーキックをウェズレイ・タンキ選手が頭で合わせたが、キーパーが反応。昨季J3得点王のマルクス・ヴィニシウス選手のシュートは、クロスバーに当たった。こぼれ球に走り込んだ弓場堅真選手の左隅へのシュートも、キーパーに阻まれた。

 その後も、タンキ選手とヴィニシウス選手のホットラインや、市原亮太選手のサイド攻撃などでゴールを脅かした。試合終了間際、連続コーナーキックで圧力をかけたが、こじ開けられなかった。

 試合後、今季から指揮を執る倉石圭二監督は「J2にしっかりかみつけた」と手応えをひと言。失点について「J3と違って、一つのミスを決めてくる。それを味わえたのは良い教訓」と次を見据えた。(中川壮)