米女子プロゴルフ協会(LPGA)は13日、プレーペースに関する新たな規定を発表した。スロープレーが問題視されている現状を受け、これまで以上に『罰打』が科されやすい規定に変わる。LPGAツアーは第6戦「フォード選手権」(3月27日~)、下部…

LPGAがスロープレー対策を強化する

米女子プロゴルフ協会(LPGA)は13日、プレーペースに関する新たな規定を発表した。スロープレーが問題視されている現状を受け、これまで以上に『罰打』が科されやすい規定に変わる。LPGAツアーは第6戦「フォード選手権」(3月27日~)、下部エプソンツアーは第4戦「IOA選手権」(4月25日~)から適用される。

現在は、規定時間を1~10秒超過すると罰金、11秒以上で2罰打が科される。新規定では、1~5秒の超過で罰金、6~15秒で1罰打、16秒以上で2罰打に細分化され、罰打に至るまでの時間が短縮された。

また、各ホールで最初にティショットを打つ選手に与えられる10秒の追加時間は、パー4とパー5は規定から外れ、パー3とワンオン可能なパー4のみ継続となる。

競技委員はプレータイム計測前に、グループまたは個々の選手に対してラウンドごとに1度警告を示せる。十分な改善が見られない場合、プレー時間の計測に入ることがある。ただし、過度な遅れが見受けられるケースではいつでも計測されることがある。

LPGA選手会長のビッキー・ゲッツェ・アッカーマンは「私たちの目的はツアーでのプレーペースを改善すること。(スロープレーの)より強力な抑止力として機能し、メンバーとファンの両方に利益をもたらす、より効率的で楽しめる競争環境を作り出すための大きな一歩」とコメントした。