◇米国女子◇ファウンダーズカップ 2日目(7日)◇ブラデントンCC(フロリダ州)◇6465yd(パー71)最終9番(パー3)、畑岡奈紗は上りの長いバーディパットが1m強ショートした。微妙なパーセーブの一打をきっちりと沈めて「66」。米ツア…

◇米国女子◇ファウンダーズカップ 2日目(7日)◇ブラデントンCC(フロリダ州)◇6465yd(パー71)
最終9番(パー3)、畑岡奈紗は上りの長いバーディパットが1m強ショートした。微妙なパーセーブの一打をきっちりと沈めて「66」。米ツアー9年目の初戦で首位と5打差の通算7アンダー7位につけて大会を折り返した。
最終ホールで決めた微妙なショートパットこそ、グリーン上でいま取り組むテーマ。「あれくらいのパットが(身体が)硬くなりやすい。構えてスッと打てればいいんですけど…」。身体と腕を同調させる理想のストロークをしようと考えてしまうと、スムーズな動き出しを阻害しかねない。アドレスで自然と「肩がハマる」ところで構えられるよう、日々変化するフィジカルの状態に気を配り、ケアやトレーニングも行っているという。
3打目を手前ピンの横2m弱に絡めた8番(パー5)でバーディを逃したように、パッティング次第でさらに伸ばせた感覚はある。大会前、拠点のフロリダ州オーランドで調整する中で指をかざしてグリーンの傾斜を読むエイムポイントの新たな方法も習ってきたばかりだ。

試合を重ねながら精度を高めようとしているパッティングに対し、ショットはすでに「かなりいい」と即答できる状態にある。後半4番、右サイドに切られたピンの手前が下り傾斜になっているシビアなロケーションでショートサイドを攻め込んだ。「前だったら、奥(まで止まらないこと)を警戒して左から行くしかなかったけど、高めのカットボールで打ちました」。8Iで好感触を残した一打に胸を張る。
133ydの7番(パー3)も、9Iでピンの手前、ほぼキャリーした場所に止めるショットでバーディにつなげた。今季から新たに入れた6UTを含め、手応えを隠さない。
同じコースで行われた昨年1月「ドライブオン選手権」は9位だった。世界ランキング6位ハンナ・グリーン(オーストラリア)と2サムで回るムービングデーもしっかり伸ばし、優勝争いに割って入る。(フロリダ州ブラデントン/亀山泰宏)