今季、来季とレッドブルのチャレンジは続きそうだ(C)Getty Images レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表が、2026年よりマシンに搭載する自社製パワーユニット(PU)について語ったコメントが伝えられている。製造・開発のパートナー…

今季、来季とレッドブルのチャレンジは続きそうだ(C)Getty Images

 レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表が、2026年よりマシンに搭載する自社製パワーユニット(PU)について語ったコメントが伝えられている。製造・開発のパートナーとなるフォードのイベントに出席した際に、新たなPUへの自身の見解を述べている。

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 欧州メディア『F1i.com』が2月2日、レッドブルの2026年制PUに関しての特集記事を配信。同メディアは、「2025年のコンストラクターズチャンピオン奪還を目指すレッドブルだが、さらに大きな課題が目前に迫っている。それが、2026年のF1パワーユニット(PU)レギュレーションだ」と綴っている。

 現在、コンビを組むホンダとは今季限りとなり、2026年からはレッドブル・パワートレインズ(RBPT)で独自に開発したPUで新レギュレーションの下、グランプリを戦うレッドブル。米国のフォードと協力関係を結び、すでに来季へ向けた準備が進められている。

 トピック内では、ホーナー代表による、「我々が乗り越えなければならない大きな壁があることは十分に理解している」との言葉を伝えており、他にも、「開幕までの48週間、全力で開発と耐久テストを行い、可能な限り競争力のある状態に仕上げなければならない」などと語ったという。

 また、古くからモータースポーツ界で実績を残してきているフォードとの新たなパートナーシップについては、以下のようなコメントを発している。

「来年、F1の世界にフォードを呼び戻し、マシンにブルーオーバル(フォードのロゴ)を掲げるのはとてもエキサイティングだ。フォードにとっても、レッドブルにとっても素晴らしいことだよ」

 これらの言葉を紹介する同メディアは、「2026年の新レギュレーションに向け、レッドブルとフォードはパワーユニット開発の限界に挑戦し続けている」と両者の関係を評しており、さらに、「フェラーリ、メルセデス、そしてアストンマーティンと提携するホンダといった強豪と競り合うため、野心的なロードマップと揺るぎない決意で臨むこのプロジェクトは、F1における新たな歴史の1ページとなるだろう」として、新体制に期待を寄せた。

 ホーナー代表のコメントからは、フォードとのプロジェクトに対する自信もうかがえる。そして、新たに生み出されるPUを2026年のアドバンテージとして生かすためにも、今季の結果が極めて重要となることも間違いないだろう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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